日経平均の割安/割高をはかる指標

メモ書き.

超簡単 お金の運用術から抜粋(山崎元著,朝日新聞出版)

[意図]
利益に対する株価(PER:株価収益率),長期金利
名目GDP成長率(利益成長の代理変数として)の
バランスで日経平均が割高か割安かをはかる.

[手順]
(1) PERの値
日経新聞のマーケット総合麺の「主要指標」の欄で
株価収益率(PER,倍)の二二五種(日経平均のこと)
の予想の欄からPERの値を拾う

(2)日経平均をPERで割る
(=一株当たりの利益)

(3) 長期金利
「債券市場」の「新発10年国債」の欄
(日経新聞の第一面にも「長期金利」として掲載されている)

(4)長期金利から名目GDP成長率を引く(仮にこの値をXとする)
(実質成長率ではない点に注意.名目GDP成長率は政府見通し等を参照.)
Xに5%,6%,7%を足して,X+5%,X+6%,X+7%を求める.

(5) 一株当たりの利益をX+5%,X+6%,X+7%で割る.
これらが日経平均の試算値として上限,標準,下限を示す.

日経平均が上限だと割高,下限だと割安.