辞書を片手にニュース記事…は効率悪い!?


ニュース記事(英字新聞)を読むときに分からない単語を片っ端から調べるのはやめたほうがいいと思いますし,一般にもそう言われています.これは単語を調べることに時間を取られてしまうためです.記事を読みなおすときにも,調べた単語の意味を忘れているので復習にも適しません.だからといって,単語の意味を書きとめておこうとするとまたそれに時間を取られてしまいます.調べるのであればどうしても気になる単語やよく見るけど意味が分からない出現頻度の高い単語だけに絞りましょう.ただし,ニュースの内容を知る目的であれば辞書を引きながら読んでも問題ありません.では,どうすればよいのか少し書いてみます.


英語の学習には単語を調べなくても内容がわかるレベルの記事を使うとよいと言われています.ほぼ知っている単語のなかに,知らない単語が少しだけ含まれていると意味が推測できますし,記憶にも残りやすいからです.記事に含まれる単語のうち,98%以上が既知の単語(つまり,500wordsであれば未知の単語は10words程度)であれば未知の単語をある程度推測しながら読めるでしょう.別の言い方では,平均して1行に1個知らない単語が含まれているのであれば,その人にとってその記事は難しすぎる,とも言われています.自分に適した記事が見つからないというのであれば,英文に慣れることや気分転換を目的にして目を通すくらいがちょうど良い気がします.もしくは,週刊STやAsahi Weeklyなどの単語の意味が掲載されている英字新聞が便利だと思います(とはいっても,単文が少ないのでけっこう難しい).


ニュース記事はまだ早いと思われた方には,語彙力向上のために瞬間英作文や英語のバイエルなどの暗唱用教材がお勧めです(私は英語のバイエル派です).英語のバイエル初中級(緑)であれば(私の感覚ですが)基本単語の3,000語程度が含まれているので,しっかり暗唱すればそこそこの語彙が身に付きます.瞬間英作文もたぶん同じように語彙が身に着くのではないでしょうか(やったことないので想像ですw).瞬間英作文で語彙はあまり増えないと指摘をいただいたので修正。2012年1月6日。)もちろん,語彙だけでなく英文法も身に着くので一石二鳥!


最後にオチですが,単語を調べると効率が悪いといいながら,私はALL IN ONEでは英英辞典を使って勉強しています.1課に2,3個分からない単語があるので定義を調べて音読筆写しています.効率は悪いですが結局は好みかもwそして,もの申すのが好きなだけで私の英語の力は低いという・・・wただ,効率が悪いことを知っておきながら取り組むのと,知らずにやるのではまた違うと思うのでブログに書いてみました.