付帯状況のwithの省略


大西泰斗先生の著書:マジカル英語塾 英語のバイエル 初中級「説明ルール」(※)に関して以下の二つの例文があります。※ 説明したい語句の後ろに説明文を並べれば説明できるというルール


【例文1】She ran out of the room screaming.
【解説】screamingがran out of the roomを説明。


【例文2】She came out of the doctor's office elated, I was pregnant at last.
【解説】elatedがcame out of the doctor's officeを説明。


ここで疑問。screamingは形容詞なのになぜ動詞句(ran out of〜)を説明できるのか?elatedも同じ疑問が。結論は上記の【解説】は正しい。(あたりまえ?w)品詞を気にしなくても文が作れる・理解できるという点においては説明ルールは最強ですw「修飾」と「説明」は別物の用語として考えたほうが良いですね。
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! 大西先生のイメージ英文法の要点は品詞などを気にせずネイティブの
! イメージを掴むというところにあります。品詞がどうたらこうたら
! いうのは論点がずれています。ただ、色々考えるのが楽しいので
! 私が勝手にごちゃごちゃ考えてますwそのことを念頭においてご覧ください。
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この疑問に対してありがたーーーいご回答をtwitterでいただきました。ありがとうございます。掲載させていただきます。お名前は伏せておきます。


【例文1の解釈】
She ran out of the room [with her voice] screaming. の
を省略した形で、She ran out of the room screaming.と解釈


【例文2の解釈】
I came out of the doctor's office [with my emotion] elated.の
を省略した形で、I came out of the doctor's office elated.と解釈


このようにすれば考えればwith + 名詞 + 形容詞となり文法に矛盾せず、上記二つのはともに自明(声をだすのはvoice、感情はemotionに決まっている)なので、付加してもくどくなるだけなので省略可能。つまりは形容詞が(間接的に)動詞句を説明していると考えることが可能。なるほど!!よくわかりました。


ちなみに、別の解釈(付帯状況のwithの省略という記事)もネットに載っていて、


She ran out of the room [with her] screaming. I came out of the doctor's office [with me] elated.


ともに主語のwith+代名詞がに入るがくどくなるので省略可能と。こちらの解釈でも大丈夫そうですね。


【蛇足】
洋書 Tuesday with Morrieにも以下の文が。


He came out of the doctor's office with a sword hanging over his head.


この文では「with a sword」は自明ではないので省略できませんが、自明な語句が来る場合は省略できそうですよね。文法を考えることはたしかにパズルに似ているような!楽しいですねw